目次
目的
- 中心静脈からの薬剤投与
- 中心静脈栄養法
- 中心静脈圧の測定
- 緊急時の静脈確保
- 末梢血管確保困難な場合の静脈確保
必要物品
- 中心静脈カテーテルキット
- 滅菌手袋
- ガウン・帽子
- 中心静脈モニターセット(圧モニター、モジュール、加圧バック、CVPラインッキット、へパリン入500ml生理食塩水)
- 縫合セット
- 局所麻酔薬
- へパリンナトリウム注(カテーテル内を満たすためのもの)
- テガダーム
- 固定用テープ
選択血管
- 挿入部位は内頸静脈、鎖骨下静脈が主に選択されます。鎖骨下静脈は気胸を合併させてしまう可能性があるため内頸静脈を選択するのが主流となってきています。
介助手順
- 必要物品を処置台に清潔に出します
- 肩枕を行い顔を反対側に向いてもらいます
- 下肢挙上し頸部静脈をうっ血気味にします
- 挿入介助を行います
- 挿入後テガダームの中心に刺入部がなるよう貼付し周囲をエラストポア等で固定します
- 挿入時固定した長さを確認します
- 挿入日を固定テープに記載しておきます
- 胸部X線を撮りカテーテル先端の位置、気胸の有無を医師に確認してもらいます
- X線で確認後薬剤投与を開始します
観察ポイント
- 挿入前、中、後のバイタルサインをチェックします。
- 気胸、血胸を起こした場合は呼吸状態が悪化するためSpO2の測定を行い呼吸状態に注意します。
- 刺入部の発赤、腫脹、疼痛、出血がないか観察します。
- 消毒は一週間に一度行います。
- イソジンで刺入部から外側に消毒します。
- 使用しなくなったラインは一日一回はへパリンナトリウムでロックする。
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