【救急看護の基礎知識】ガンマ計算

【救急看護の基礎知識】ガンマ計算

目次

ガンマ計算が必要な理由

カテコラミンや拡張系の薬剤を使用する場合その人にとって適切な量を正確に投与する必要があります。そのために同じ効能を示す重量速度を体重換算してみたものなのです。

ガンマ計算

ガンマと言うのは投与量の単位。体重1[kg]当たり1[分]当たりの薬剤量[μg]のこと。

体重:w [kg]

薬物濃度:c [mg/ml]

用量:g [γ] = [μg/kg/分]

流量:f [ml/h]

→ f = 6・g・w / (100・c)

→ g = 100・c・f / (6・w)

濃度[mg/ml]を、含まれる薬剤の量[mg]と溶液の量[ml]で書けば、

薬物量:d [mg]

溶液量:v [ml]

→ g = 100・d・f / (6・w・v)

体重1[kg]当たり1[時間]当たりの薬剤量[mg]を用いて書くと、

用量:g’ [mg/kg/h]

g = (100 / 6)・g’

g’ = c・f / w

→ g’ : f = c : w

→ g : f = 100・c : 6・w

 

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