【救急看護の基礎知識】ARDS(急性呼吸促迫症候群)

【救急看護の基礎知識】ARDS(急性呼吸促迫症候群)

目次

病態

様々な原因(敗血症、多臓器不全、急性膵炎、誤嚥性肺炎など)から発症する肺毛細血管内皮細胞障害による浸透性亢進型(非心原生)肺水腫を伴う急性呼吸不全と定義されています。

☆診断基準☆

  1. 急性発症
  2. 両側びまん性浸潤陰影
  3. 左心不全の除外
  4. PaO2:FiO2≦200

異常値

  • 胸部X線では両側のびまん性浸潤陰影が特徴です。
  • 白血球増加、炎症反応の上昇します。
  • 血小板減少や貧血はDICも考慮します。
  • 著明な低酸素血症により肝逸脱酵素(LDH,AST,ALT)の上昇を生じます。

治療

    • 呼吸管理
      FiO2:50%でSpO2〉90%を維持できない症例では早めに気管内挿管をを行い人工呼吸器での管理を行います。
    • ステロイドパルス療法
    • HFOV(高周波振動換気法)
    • 抗生剤の投与
    • 一酸化窒素(NO)療法
      肺胞の肺血管を拡張させることで肺内シャントと肺血管抵抗を低下を狙った治療法で酸素化の改善を図ります
    • ECMO(膜型人工肺)

 

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